イチローの気遣いに感謝:大リーグ

 「私の家族へ配慮というか、『大丈夫ですか』という言葉をかけてくれた。彼は神戸の震災を経験しているから、東北全土を思うような、とても気配り のある言葉で心配してくれている。イチローもとても心配しているということを、被災されている方々に伝えていただきたい。僕の心配を伝えても余計に皆さん を悲しませたり、余計にがっかりさせてしまうことになりかねないので…」。そんな後輩の気配りに感謝した41歳は「今は野球をするという選択しかない」と 自らを奮い立たせ、マウンドに立った。

 心の中では葛藤がある。「正直、野球をやっている場合ではないんじゃないか」「胸を引き裂かれる思いで、助けてあげたいという思いは誰でも持っていると 思う」「無事な方も食料、原発の風の流れだとか、命と直面している状況が続いているようで、(自分は)無力で」。そんな思いを胸に無安打無失点1奪三振。 直球のキレは、シーズン中をほうふつとさせるものもあった。

中日スポーツ:斎藤、イチローの気遣いに感謝:大リーグ(CHUNICHI Web)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA